館内のスパ「円庭施術院(えんていせじゅついん)」では、東洋医学と温泉療法を融合させた独自のプログラムが提供されている。山代温泉は古くから霊峰白山の修験僧が傷を癒やした薬湯として知られており、宿ではその伝承を「薬方トリートメント」として現代に再解釈した。
施術前のカウンセリングでは、ゲスト一人ひとりの体質やその日の体調に合わせて、生薬(ヨモギ、トウキ、陳皮など)を調合する。山代の名湯で身体を芯から温めた後、ブレンドされた薬草エキスと白山の恵みを用いたオイルトリートメントが施される。
施術室からは円形の中庭(円庭)が見渡せ、柔らかな木漏れ日の中で施術を受けることができる。単なるリラクゼーションマッサージにとどまらず、滞在中に体内循環を根本から整え直すデトックスプロセスとして、感度の高い旅行者から極めて高い評価を得ている。