長年、デジタル環境におけるこの文字の扱いは「画像貼り付け」や「ゲタ(〓)」で代用せざるを得ないグラフィック扱いに留まっていました。しかし、言語学者やフォント開発者たちの粘り強い提案により、2020年3月にリリースされた「Unicode 13.0」のCJK統合漢字拡張Gにおいて、ついに国際標準コードが割り当てられました。
繁体字(57画)には U+30EDD、簡体字(42画)には U+30EDE という固有のコードポイントが付与されています。現在では、Windows 11やmacOS、最新のiOS、Android環境において、対応フォント(GoogleのNoto Sans CJKやBabelStone Hanなど)がインストールされていれば、Webブラウザ上でも文字化けすることなくプレーンテキストとして表示されます。
日常のPCやスマートフォンで入力する場合、一般的なIMEでは「びゃん」と打っても即座に変換候補に出てこないケースがあります。その際は、辞書登録機能を用いて「びゃん」の読みに対し文字コード(Unicodeからコピーした実文字「𰻝」)を単語登録するか、中国語ピンイン入力で「biang」と入力して拡張候補から呼び出す手法が実用的です。