『チェンソーマン』第2部の結末は、予定調和を嫌う藤本タツキという作家の真骨頂でした。大衆迎合的な勝利の物語を拒否し、傷を負いながらも続いていく日常を選び取ったデンジの姿は、読者に安易な満足ではなく、深く突き刺さる問いを残しました。
第3部の告知がいつ届くのか、あるいはまったく別のオリジナル新作が世に出るのか。いずれにせよ、彼が提示した「喪失と再生」の筆跡は、現代マンガ史において長きにわたり語り継がれるマイルストーンとなったことは間違いありません。公式からの次なる発信を、今は静かに待ちたいところです。