溜席に座っている有名人の大半は、自らプレイガイドの先着販売に並んでいるわけではありません。彼らが座っているのは、通称「維持員席」と呼ばれる特別な区画です。
日本相撲協会に多額の寄付を行っている個人や法人を「維持員」と呼び、東京場所であれば一定口数(数百万円単位)の維持費を納付することで、本場所中の指定座席が年間を通じて割り当てられます。経済界の重鎮や角界を長年支えるタニマチ、相撲部屋の有力後援会幹部がこの権利を保有しており、彼らが親しい芸能人やスポーツ選手、取引先のVIPを招待することで、豪華な顔ぶれが土俵下に集まることになります。
ただし、一般人にもチャンスが完全に閉ざされているわけではありません。溜席全体の約3割程度は、公式チケットサイト「チケット大相撲」などを通じて抽選販売されています。価格は1席あたり**約20,000円**前後ですが、千秋楽や初日、週末などは数百倍の抽選倍率に達することも珍しくありません。クレジットカード会員枠や相撲協会ファンクラブの上位コースに加入することで当選確率を上げるのが、一般ファンにとって最も現実的な攻略法です。