スポーツの劇的な感動とは対照的に、エンターテインメントの文脈においてこのフレーズを語る上で欠かせないのが、大泉洋と竹中直人という稀代の表現者たちによる掛け合いです。映画や舞台のプロモーション、バラエティ番組の特番などで幾度となく目撃されてきた二人の即興劇は、予定調和を嫌う大人の遊び心に満ちています。
トーク番組の現場で小道具や特定の話題、あるいは共演者の関心を奪い合う際、竹中直人特有の突飛なテンションに対して、大泉洋が持ち前のぼやき節を交えながら「いや、僕のだぞ!」とツッコミを入れる構図。この洗練されたコメディリリーフのやり取りがテレビを通じて拡散され、切り抜き動画やテキスト形式でネット上に流通しました。緊張感と脱力感が絶妙に入り混じったこのコントラストこそが、一般層へと広がる大きな起爆剤となりました。