あ・ら・伊達な道の駅を訪れた多くの旅行者が最初に驚くのが、エントランスを入ってすぐの場所に堂々と構える北海道を代表するチョコレートメーカー「ロイズ(ROYCE')」の販売エリアです。百貨店の北海道物産展で行列を作る人気ブランドが、なぜ宮城県北部のロードサイド拠点に常設店舗を構えているのでしょうか。
その背景には、明治維新に端を発する深い歴史的ルーツが存在します。明治初期、旧仙台藩岩出山領主の伊達邦直公とその家臣団が、北の大地である北海道当別町(現在の石狩郡当別町)へと集団移住し、未開の原野を切り拓きました。この苦難と開拓の歴史を契機として、昭和46年(1971年)に旧岩出山町と当別町は姉妹都市盟約を締結。その当別町にロイズの主力生産拠点「ロイズふと美工場」が置かれていたことから、道の駅の開業に合わせて異例の常設出店が実現しました。
店内には定番の生チョコレートやポテトチップチョコレートをはじめ、季節限定のフレーバーやベーカリー商品まで幅広く網羅されています。さらに、併設のカフェスタンドで提供されるロイズ特製のソフトクリームは、濃厚なカカオの香りと滑らかな口溶けが際立ち、ドライバーの疲労を瞬時に癒やす名物スイーツとして不動の人気を獲得しています。