のんほいパークは国内屈指の規模を誇る公立動植物公園です。敷地面積は約39.6ヘクタールに達し、歩行距離だけでも数キロメートルに及びます。これまでも来園者の多くが「目的の動物舎がどこにあるか分からない」「イベントの時間が重なって見逃した」といった不便さを抱えていました。この課題を解消するために導入されたのが、博報堂らが開発を手掛けた「ジャパリトーク 動物園モード」です。
このシステムは、単に質問へ機械的に答える無機質なFAQボットではありません。『けものフレンズ』の世界観を巧みに組み込み、親しみやすいキャラクターが対話形式で園内ガイドを務めます。利用者は自身のスマートフォンで専用サイトにアクセスするだけで、現在地に応じた最短ルート案内、各動物の食事タイム(もぐもぐタイム)のスケジュール、さらには生態系の専門解説までをリアルタイムで引き出すことができます。
操作はシンプルそのものです。文字入力による質問はもちろん、「ライオンはどこ?」「トイレに近い休憩所を教えて」といった音声入力や簡易タップ式のプリセット質問にも対応しています。デジタルツールの操作に不慣れなシニア層や、小さな子どもを連れたファミリー層でも迷わず使える直感的なUIが整えられています。