のれんをくぐり、隣席と仕切られた「味集中カウンター」に腰を下ろした瞬間から、一杯のラーメンと向き合う濃密な時間が始まります。店員と顔を合わせることなく、好みの味を細かく指定できるシステムは、一蘭が世界的な評価を獲得した原動力です。
卓上のオーダー用紙に記入する際、スープの濃さやこってり度、にんにくの量、ねぎの種類を自在に組み立てられます。ここでの最大の鍵を握るのが、唐辛子をベースに三十数種類の材料を調合して熟成させた赤い秘伝のたれです。初めて味わう場合は「基本」が推奨されますが、コク深い天然とんこつラーメンの旨味を最大限に引き出すなら「1/2量」からスタートし、スープ本来の甘みを確認するのも玄人好みの楽しみ方です。替え玉を見越してスープを残す配分計算も、満足度を高める重要な要素となります。