レモン砂糖漬けの美容面における最大の恩恵は、熱を加えない「非加熱加工」によってビタミンCが壊れにくい点にあります。ビタミンCは皮膚の真皮層でコラーゲンを合成する必須因子であり、メラニン色素の生成を抑制する美白作用を持ちます。成人1日あたりの推奨摂取量である100mgを満たすサポートとして、レモン果汁は手軽な供給源です。
しかし、本当に注目すべきは果肉ではなく「外皮」と「白いワタ」の部分です。ノーワックスの瀬戸内レモンを皮ごと漬け込むことで、強力な柑橘系ポリフェノールであるエリオシトリン(Eriocitrin)やヘスペリジンを余すところなく摂取できます。エリオシトリンはレモン特有の抗酸化物質で、腸管での脂肪吸収抑制や血管内皮機能の改善、紫外線による肌の酸化ストレスを軽減する働きが学術的にも報告されています。皮を捨てて果汁だけを絞るよりも、砂糖漬けにして皮ごと咀嚼する方が、抗酸化物質の摂取効率は何倍も高くなります。