パーマがかかる基本原理は、毛髪内部のシスチン結合(S-S結合)の切断と再結合にあります。具体的には、還元剤である1剤で結合を一度切り離し、毛髪が曲がった状態を維持したまま、酸化剤である2剤で再結合させて形を固定します。
このプロセスにおいて、毛髪を曲げるための芯材がサロン専用のプラスチックロッドである必然性はありません。物理的に求められる条件は以下の3点のみです。
- パーマ液のアルカリ成分や還元成分に触れても溶解・変質しない耐薬品性
- 1剤と2剤が浸透するまで一定のテンションと直径を維持できる保形性
- 髪に折れ線や不自然な角をつけない滑らかな曲面構造
美的.comなどの美容専門メディアでも日常の扱いやすさで度々注目を集める「ワンカール」スタイルや、無造作な「ニュアンスウェーブ」は、むしろ真円の硬質なロッドよりも、柔軟に変形できる身近な日用品を用いたほうが柔らかい質感に仕上がるケースさえ存在します。