新機種の登場は、園内の混雑動態とチケット戦略にも大きな影響を与えます。近年、富士急ハイランドは入園無料化を実施し、アトラクションごとのチケット購入や「フリーパス」の利用形態を多様化させてきました。
人気アトラクションが集中する週末や行楽シーズンには、主要ライドの待ち時間が120分から180分に達することも珍しくありません。これに対し、パーク側は公式アプリによる「絶叫優先券(スマート絶叫優先券)」の事前販売枠を拡充し、ダイナミックプライシング(価格変動制)を導入しています。
新コースターが稼働する2027年以降は、既存の「FUJIYAMA」や「ええじゃないか」に集中していた動線が分散される一方、新エリアへの極端な集中が予想されます。これを見越し、富士急行線の特急列車増発や、新宿・東京・横浜などの主要ターミナルと結ぶ高速バスのダイヤ調整など、山梨県富士吉田市への広域アクセスを含めた交通連携が一段と強化される方針です。