Googleマップや食べログ、各種SNSに寄せられた数千件の口コミを精査すると、評価の傾向は極めて明確に分かれている。圧倒的多数を占める賛同の声がある一方で、トラディショナルな昔ながらの佐野ラーメンを求める層からは異なる見解も散見される。
絶賛の声を寄せるファンの多くは、「麺のコシの強さ」と「スープの旨味密度の高さ」を挙げている。「佐野ラーメン特有のピロピロ感がありながら、最後まで麺が伸びずに芯のある噛みごたえを楽しめる」「あっさりしているのに物足りなさが一切なく、チャーシューの完成度が群を抜いている」といったレビューが目立つ。遠方からわざわざ足を運んだドライブ客にとっても、2時間待つ価値を十分に実感できるクオリティとして捉えられている。
一方で、慎重な評価を下す層の意見にも耳を傾ける必要がある。創業半世紀を超えるクラシックな佐野ラーメンを愛する一部のオールドファンからは、「出汁と油の主張が強く、佐野ラーメン本来の素朴なお湯割りのような軽やかさとは異なる」「スープが洗練されすぎていて都会的」という指摘がある。また、極端な待ち時間に対する心理的ハードルも否定できない。スケジュールに余裕がない旅行者や、並ばずにサッと日常食としてラーメンを啜りたい地元民にとっては、敷居が高くなっているのも事実だ。
【大和を選ぶべき人】
伝統のピロピロ麺を味わいたいが、スープの旨味やコク、チャーシューの食べ応えにも妥協したくない現代的なラーメン好き。車内待機を活用して観光スケジュールを柔軟に組める旅行者。
【他の老舗を検討すべき人】
昭和レトロな極めてあっさりした淡白な一杯を静かに味わいたい人。並び時間が30分を超えるとストレスを感じる人や、タイトな移動スケジュールを抱えている人。