同店を120%満喫するためには、地元で長年培われてきた注文手順と食べ方のルールを知っておくことが大切です。
まずサイズ選びです。麺類は一般的に「小・並・大・特大」の4段階が用意されています。一般的なラーメンの並盛り感覚であれば「並」で十分ですが、麺の喉越しが極めて軽快なため、男性客やしっかり食べたい方は「大」を選ぶケースが目立ちます。もし焼肉を一緒に楽しむなら、麺は「並」または「小」に抑えておくのがバランスの良い頼み方です。
韓国には「先酒後麺(酒や肉を先に楽しみ、締めに冷麺をすする)」という伝統的な食習慣があります。この本店でも、まず卓上の無煙ロースターでロースやカルビをつまみながらビールを傾け、肉を食べ終えるタイミングを見計らって冷麺をオーダーするのが通の楽しみ方です。
そして実食時、最も重要なのが卓上調味料による味変作法です。
- 最初の一口:酢やからしを一切入れず、そのままスープをレンゲで2〜3口飲み、麺をすすります。澄んだ牛骨本来の旨味を舌に記憶させます。
- キムチを崩す:トッピングされたキムチをスープに沈め、麺と一緒に絡めて食べ進めます。徐々にスープへ辛みと酸味が移っていきます。
- 酢とからし味変:全体の半分ほど食べ進めたところで、卓上のお酢を「のの字」を書くようにひと回し注ぎ、練りからしを少々スープに溶かします。酢が牛骨スープの輪郭をキリッと引き締め、からしの辛みが後味を鮮烈にリフレッシュしてくれます。