一部のスポーツ特化校と大阪桐蔭が一線を画すのは、進学校としての確固たる実績を両立させている点です。同校は「進学スポーツ校」として設立された歴史を持ち、普通科の中に複数のコースを設けて生徒の目的に合わせた教育を展開しています。
東京大学、京都大学をはじめとする旧帝国大学や難関国公立大学、早慶・関関同立への合格者を毎年多数輩出するコースが存在し、学業面での偏差値水準も極めて高く設定されています。部活動特化のコースに所属する生徒であっても、学業の疎外は許されません。定期試験で一定の基準を満たさなければ部活動への参加が制限される厳格なルールが存在し、これが「引退後のセカンドキャリア」を支える学力と規律の土台となっています。
高校球児のプロ入り率はごくわずかです。プロへ進めなかった選手たちが、東京六大学や東都大学リーグの強豪大学、社会人野球の名門へと進路を切り拓き、さらには一般就職でも高い評価を得られるのは、高校生活を通じて培われた礼儀と学業への姿勢が評価されているからです。