キーホルダーとしてのスマートな外観と圧倒的な一体感を求めるなら、金属パーツであるヒートンをフィギュアの頭部や背面に直接ねじ込む加工がベストです。しかし、目分量で力任せにネジ込むと、プラスチックが白化して割れたり、持ち歩きの振動で抜け落ちたりする大事故につながります。成功の鍵は、素材の選定と下穴の精密加工にあります。
一般的なカプセルトイは、軟質PVC(ポリ塩化ビニル)または硬質ABS樹脂で作られています。加工には必ず模型用のピンバイス(精密ハンドドリル)を使用してください。使用するヒートンの芯径が1.0mmであれば、ピンバイスのドリル刃は0.8〜0.9mmを選択します。下穴を開けずに無理やりねじ込むと、素材の内部応力によってフィギュア表面に致命的な亀裂が入るため絶対に行ってはなりません。
穴あけ後は、ヒートンのネジ溝に微量の瞬間接着剤、または硬化時の柔軟性を保つエポキシ系接着剤を薄く塗布し、垂直にゆっくりとねじ込みます。硬化後にUVレジンをヒートンの根本周辺に極薄くコーティングし、紫外線を照射して一体化させることで、長期間の揺れや引っ張りに対する耐久強度が劇的に向上します。