音単体でも効果はありますが、嗅覚情報と連動させることで発見率は飛躍的に向上します。ハムスターは風下から漂う油分や糖分のにおいに逆らうことができません。この習性を利用し、音とにおいを同期させた誘導ラインを構築します。
実践する手順は極めてシンプルかつ繊細です。まず、部屋のエアコンやサーキュレーターを止め、空気の流れを安定させます。次に、床に直接座り込み、両手で小さなOPP袋やスナック袋を持ち、3, 5秒間隔で優しく「カサッ、カサッ」と音を立てます。このとき、激しく振り回すのではなく、指先で袋の端を擦り合わせるように微細な高音を出すのがコツです。
同時に、香りの強いひまわりの種、少量の茹でた鶏ささみ、または甘い香りの乾燥バナナなどを手のひらに乗せ、床に静かに置きます。警戒心の解除には時間がかかるため、最低でも15分から30分は体を動かさず、静寂を保ちながら定期的に袋の音を鳴らし続けます。物陰からヒゲをピクピクと動かして鼻先を出してきたら、決して飛びつかず、自ら手のひらに乗るまで待ちましょう。