屋内球技場の観覧エリアは、アリーナフロアを囲むように配置された2階固定スタンド席が主軸となります。席種構成はサイドスタンド(南北)とエンドスタンド(東西)に分かれており、大会規模によってエンド側が選手控席や関係者専用エリアとして制限される運用が一般的です。
2階スタンド席の傾斜角度は約28度から30度と適度な勾配がつけられており、前列に座る観客の頭部で視界が完全に遮られる心配はほとんどありません。ただし、ここで強く注意したいのが「最前列(A列〜B列)の転落防止柵」の存在です。安全基準に準拠した金属製手すりと透明アクリル板が設置されていますが、着席した大人の目線の高さに金属フレームのトップバーがちょうど重なります。フットサルやバスケットボールのサイドライン際、あるいはバレーボールのサーブエリアを見る際、手すりの水平バーが視界を横切る構造になっています。
コート全体を俯瞰して戦術的な動きを把握したい場合や、手すりの死角を完全に排してストレスフリーに観戦したい場合は、3列目〜5列目の中段エリアを確保するのがベストポジションです。適度な高低差により、手すりがコート外枠の床面に落ちるため、クリアな視野角が確保できます。