2026年10月4日に行われたウインターカップ茨城県予選・女子決勝のコートには、張り詰めた緊張感が漂っていました。夏のインターハイ予選で頂点に立った明秀学園日立高等学校に対し、リベンジに燃える土浦日本大学高等学校が立ち向かう構図です。茨城県の女子出場枠は「1」。一度の敗北も許されないプレッシャーの中、試合は序盤から激しいディフェンスの応酬となりました。
試合の趨勢を左右したのは、両エースのスコアリングとリーダーシップでした。土浦日大は背番号11の山田千沙がインサイド・アウトサイドを自在に使い分け、ゲームハイとなる20得点を記録。強烈なペネトレイトで明秀日立の守備網を揺さぶり、幾度となく同点の危機を作り出しました。
しかし、明秀日立の背番号1、絶対的エースである照沼琉華が決定打を奪います。照沼は勝負どころのドライブと落ち着いたジャンプシュートで15得点を積み上げ、相手の流れを幾度も断ち切りました。数字上の得点以上に、リバウンドの競り合いやルーズボールへの執念といったスタッツに表れにくい泥臭いプレーがチーム全体に波及。最後は明秀日立が持ち味である堅守速攻を徹底し、土浦日大の粘りを退けて全国への切符を掴み取りました。