単独タンク編成が定着した現在の対戦環境において、D.Va側が無策でロードホッグの射線に身を晒す行為は致命傷に直結する。フックを被弾した時点でブースターの離脱手段を奪われ、メッカを破壊されるリスクが極めて高いからだ。しかし、システム仕様を逆手に取った対策を徹底すれば、対面勝率を劇的に引き上げることができる。
まず徹底すべきは、「フックのクールダウン管理」である。現在の環境下でもフックの再使用には一定の秒数を要する。ロードホッグがフックを外した瞬間こそが、D.Vaがブースターとマイクロ・ミサイルで近接ダメージレースを仕掛ける最大の攻撃猶予となる。フックを構えている相手に対しては、遮蔽物から頭だけを出し入れする「ベイト(釣り)」を行い、壁の角を使って強制的に視線判定を切断させる立ち回りが基本となる。
さらに、味方サポートへのフックに対しては、自身が被弾しない角度からディフェンス・マトリックスを被せることが極めて有効だ。マトリックスはフック自体を防げないが、引き寄せられた味方にロードホッグが叩き込む追撃のスクラップ・ガンを完全に無力化できる。相手のリソースを空振りさせ、集団戦の主導権を握る設計が求められている。