西武渋谷店の閉店報道が出た直後、「無印良品も完全撤退する」という言説がネット上を駆け巡りました。この誤解が生じた最大の要因は、同店の極めて特殊な「二棟連結フロア構造」にあります。
無印良品 西武渋谷店は、西武百貨店パーキング館の地下フロア(B1F)と、道路を挟んで隣接する独立商業ビル「モヴィータ館(Movida)」(B1Fから5F)の2棟にまたがって営業を展開してきました。パーキング館側には主に生活雑貨や食品が並び、モヴィータ館には衣料品、インテリア、カフェ「Café & Meal MUJI」などが集結する構成です。
今回の西武百貨店撤退によって閉鎖されるのは、百貨店施設の一部であるパーキング館のフロアのみです。単独棟であるモヴィータ館は営業を継続するため、「渋谷から無印良品の旗艦拠点が消滅する」という認識は明確な誤りです。