標準的な単行本とは異なり、薄い本・絵本の包み方には特有の配慮が必要です。ハードカバーの大型絵本や数ミリ厚の同人誌・パンフレット類は、角の強度が偏っているため、通常の包み方では紙が中空に浮いて破れやすくなります。薄型本には、台紙として厚紙を1枚添えるか、蛇腹状に折り目をつけた包装紙でポケットを作る「プリーツラッピング」を導入すると、立体感と保護性能が飛躍的に向上します。
また、シリーズものや上下巻など「複数冊のまとめラッピング」を行う場合は、書籍同士のズレを完全に封じることが第一歩です。2冊以上を並べて包むと輸送中や手渡し時に内部で背表紙同士が擦れ合い、包装紙が内側から破れるトラブルが起こりがちです。束ねた本をあらかじめグラシン紙や帯紙で軽く固定し、一体化させたブロックとして採寸・包装することが鉄則です。