あからさまに横柄な人間よりも、実生活で防衛が難しいのが「低姿勢だけど図々しい」タイプです。ビジネスシーンでも散見されるこのタイプは、一見すると謙虚で礼儀正しく、下手に出て相手を持ち上げます。「〇〇さん、さすがですね!」「私には到底できないので、少しだけ知恵を貸してください」とすり寄ってきます。
しかし、その実態は巧妙なフリーライダーです。「少しだけ」と言いながら業務の根幹部分を丸投げし、トラブルが発生した際には「指示通りにやっただけ」と責任を回避します。手柄は自分のものにし、失敗のコストだけを他人に押し付ける手口が常態化しています。
livedoorニュースなどのメディアでカウンセラーのRyota氏が警鐘を鳴らしているように、図々しい人は最終的に社会関係を破綻させていく傾向にあります。強引さや哀れみを利用して他者をコントロールしようとする人間に対し、良心的な人間ほど「無下に断るのは申し訳ない」と引き受け、結果として搾取のサイクルに巻き込まれていきます。