円錐の体積を求める基本式は、次のように定義されます。
$$V = \frac{1}{3} S h = \frac{1}{3} \pi r^2 h$$
ここで、$V$は体積、$S$は底面積、$r$は底面の半径、$h$は円錐の頂点から底面に下ろした垂線の長さ(高さ)を表します。小学校の算数では円周率を3.14として計算し、中学校数学の空間図形では記号「$\pi$(パイ)」を用いて処理します。
計算の手順は以下の3ステップに集約されます。
まず、底面の円の面積を算出します。半径が$r$であれば、$S = \pi r^2$です。次に、円錐の高さ$h$を掛け合わせて、底面と高さが等しい「円柱の体積」を求めます。最後に、その値を3で割る($\frac{1}{3}$を掛ける)ことで、円錐の体積が得られます。注意すべき点は、「母線の長さ」と「高さ」の混同です。母線は円錐の頂点から底面の円周上に伸びる斜めの線分であり、体積計算に直接使う垂直な高さとは異なります。母線しか与えられていない場合は、三平方の定理(ピタゴラスの定理)を用いて高さを逆算しなければなりません。