うさぎを描く際に多くの人がつまずく原因は、耳や頭の輪郭を「一筆書き」で描こうとすることにあります。一筆で輪郭と耳を同時に処理しようとすると、耳の生え際の位置がずれたり、頭の頂点が歪んだりします。描く順番を明確に分け、「顔の輪郭」と「耳」を別パーツとして捉えることが最も重要な基本ステップ解説の第一歩です。
ステップは極めて明快です。まず紙の上に「少し潰れた横長の楕円」を描きます。これが頭部になります。真円ではなく、横長の楕円にすることで、幼い幼児体型のようなふっくらとしたシルエットが瞬時に完成します。次に、その楕円の頂点から上に向かって「2本の縦長楕円」を立てるように描き加えます。輪郭と耳という2つの幾何学パーツを独立して配置するだけで、土台のシルエットは9割完成します。
手ブレや線の歪みを気にする必要はありません。機械のような正確な円よりも、少し歪んだ線のほうが手書き特有の温もりや「ゆるさ」を自然に演出してくれます。